
当店の店長、西村幹也は実は、1994年からモンゴルのシャーマンを探しに社会主義体制崩壊直後のモンゴルにわたり、活動を再開したばかりのシャーマンたちを取材して回りました。
研究対象として、関わり始めたのですが、素敵なお婆さまたちが、一人去り、一人逝き…という中で、大いなる知恵を持つ人々として尊敬しまくるようになり、この人たちを研究調査対象ではなくて、ただただその生活の様子や言葉を伝えることにより大きな意義を感じるようになりました。
その後、モンゴルではたくさんのシャーマンがわらわらと出てきて、特にウランバートルを中心に活動を活発にし、発展させていますが、どうも、私が関わったシャーマンの爺様、婆様たちの言っていたことと違うんです。ま、時代の変化に伴ってシャーマンのあれこれそれも変わるのは当然なので、良いとか悪いとかいうのではなく、仕方のないことなのだと思いはするのですが、個人的な興味は薄れていきました。
ただ、モンゴル全体が、どんどんと遊牧文化から乖離した価値観に染まっていくのをみるに、こういう古い人々の存在と彼らの言葉そのものを残さねばならないと思うにいたり、あちこちで写真展や遊牧文化講座を開催しています。
当店の営業日程をご覧の上、ぜひ、ご来場頂きたく思います。